上がったり下がったり。

バタバタと夏期講習も終わって、思春期真っ只中に入った長女は以前にもまして「このあたり」を自分にうまく課してサボっております。ほんと、そのサボり加減のラインをもう少し引き上げてもらいたいものです。むしろ、だんだん下がっている(自分に甘くしている)のではないか、と思うのが非常に残念。


夏前までは新しいクラスに慣れるのが大変そうだったから、だったけど、夏休みはオカンや他、家族がバタバタしていて勉強計画を本人任せにしっぱなしだったこと、暑さがひいてからは体調不良(アレルギーの鼻炎やそのせいでの中耳炎、夏の疲れなどなど)でだらーっとしていた、という感じの長女。


本人は以前よりも課題はやっているつもりなんだと思うけど、相変わらず、授業直前のやっつけ。テスト前もぱらぱらと見返しているけれど、一夜漬けですらない軽い復習で、にもかかわらず、それなりにキープしているのはすごすぎるとも思うんだけど、さすがにいちばん課題の少ない理科にしわ寄せがきて、まずいことになってきている。


塾の個人面談で、算数の先生と久しぶりにお話をさせてもらったけれど、本当に「的確」に見抜いていらっしゃって驚く。もちろん、外の、特に塾での姿と、これまでの性格や家での様子とは、感情のさじ加減やらが微妙に違うところもあったみたいだけど、「外でがんばっている」長女の姿については、よくわかりましたよ。ここにもかなり思春期の影が見えていて、なかなか単純にはならず、伝えたいことの伝え方について考えさせられた。当たり前だけど、単純に「勉強しなさい」「いやなら塾なんてやめてしまっていいんだから」とか、「今度、点数がよかったら何か買ってあげる」「自分のためなんだから」などなど、そんなレベルの話ではないなぁと。


しかも、長女の中に「さぼっている」という自覚は明らかにあって、絶対に何か言われるだろうというので、やはりドキドキしていたみたい。面談から帰ってきた日、長男は友だちと外で遊んでいて、長女とふたりでおやつを食べていたら、顔をちらちらっと見るので、そのたびに「ふふふ」と意味ありげに笑っていたら、突然、長女が泣きだしたのだった。きっと、帰るなり、お母さんからあれこれ言われるのかと覚悟していたのに、なにも言われないまま(しかも不気味に笑って)いられたりして、耐えられなかったんだと思う。本人もなんで泣いているのかわからないけど、号泣してしまったようで(おまけに、そのあと、熱が上がってしまったくらい)。


これではいけないんだとわかっているなら、次を考えようよ、という話をしてみたけど、どこまで伝わったのやら。自分のやりたいことや自分がどうなりたいのか、なんでもいいから考えてみたら、次にどうするのかが見えてくるのではないか、というのは話をしたけれど...さて。


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やっぱり塾で言われることは「わたしがかつて言われたこと」にかなり共通する。得意なことなら勝負するけど、自信がないことには勝負しないとか、そこそこの努力で合格した学校に進んでほしくないとかね。長女の持って生まれた何かテーマがあるのなら、そこにわたしが持っているテーマと十分重なっているんだと思って、どこか「おかあさんができなかった分さらに」みたいなことってあるんだと、うすうす感じていたけれど、まさかこんなに自分とシンクロしてくるとは...むしろ、ちょっと怖いくらい。


わたしの人生を生き直すのが長女ではなくて、長女には長女の道を進んでほしい。だから、単純に「塾の課題をきちんとやりなさい」だとか、もっというと「がんばって自分の目標となる学校に合格できるようにしなさい」というのも、わたしのレールの上をしっかりなぞっているのではないかと思って、本当に深いところで考えさせられていて...やっぱり改めて長女に問題があるのではなくて、わたしに問題があるんだと思う。自分の課題を子どもに押し付けてはいけない、って改めて強く思った次第で...しばらく考えてみます。