夏休みを目前に

ほぼ小学校のスケジュールと同じ長女。夏休み早々、4泊5日の合宿に出かける。運動はしたくないが、かなりうらやましい。部活は、水・木曜が朝練あり、金・日曜以外が午後の練習あり。時間こそ短いものの、中1ならではの雑用が多々ある上に、先輩がたには「敬語」なわけで、いろいろと気苦労も多く、すごくぐったりしている。
前期の中間試験も本人いわく「甘かった」ということで、殆ど全科目が「想定外」の悪い結果だったらしい。だからいったじゃないの、という言葉を飲み込み、本人がやる気になって取り組むがいちばんだから、平均より上だったとか下だったとかでなく、今後のためにも苦手科目を作らないように、という話はしたんだけど、どこまでしみているのやら。

実際、入学前から本格的に塾に通っているお嬢さんも多々いらっしゃるし、クラスごとの懇談会では「理科のノートの取り方が」とか「英語の辞書は」とか、親が質問していた。受験から二人三脚で、という親子もいることだろうから、今、何をどのように勉強しているのかが気になるのは確かだろう。ほったらかしのわたしでも、体系数学とかプログレスがどんな教科書なのか、気にはなるけれど、それで子どもがどう勉強しているのか、というのはまた違う話のように思っているので驚いた。

その懇談会の席でもやたらと先生が「点数を見て驚かれないように」「長い目でお嬢さんを見守ってあげてください」などなど、成績やテストの点数が悪かったとしてもしばらくはぐっとこらえて、という話ばかりをしていた。そして、もともとそういう学校だけど、他人との比較(順位やら平均点など)を気にするのは本質と異なる、ということで、先生によっては平均点さえ伝えない先生もいるとか(わたしもいちいち聞かないので細かいことは不明)。模試の偏差値やら細かい分析を見慣れているであろう親御さんにとっては、他校のように点数、順位、平均点、得点分布の資料などがないわけで、そこは落ち着かないだろうな、とも思う。

入学当初は、慣れない学校・クラスメイト、電車通学だけでいっぱいいっぱい、やっと慣れたかと思ったら部活が始まって、本当に体力がおいつくまででも随分かかりそう。こんな中で塾に通って、宿題以外の勉強をするには、やはり部活そのものも選び方があるんだろうな。そう思うと、どこかモッタイナイ気もして、だったらしばらくは部活中心でもいいか、と思ったり。結局のところ、どうすべきかどうできるかは本人次第なんだし。お説教ではなく、話ができる状態だけはキープして、こちらの考えや価値観は伝えておきたいと思うけれど、それすら不要なんだろうなと頭では十分にわかっていたりもする。