思い出した、あの気持ち


昨夜のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」は、助産師の神谷整子さんだった*1
ムスメを病院で出産した後、かの病院は分娩台に上るまではとてもよい病院だったけれど...
という気持ちがあって、そんなときにたまたま「[rakuten:book:11185586:title]」を読み、
ぜひ第2子は自宅出産で!と思ったのでした。
結局、自宅ではなく、助産院でのお産になったわたしでしたが、
そのキッカケとなった助産師の方の話!見逃さないでヨカッタ!


テレビでお産の話を見るたびに涙が出てしまうわたし。
今回は、お産の場面が始まる前からうるうるしどおしだった。
無事に妊娠期間を過ごし、助産師さんとのお産を迎えられたこと、
元気に生まれてきた子どもも、今もとっても元気に育っていること、
心から感謝する気持ちでいっぱいになった。と同時に、
最近の自分の「おかんぶり」、ものすごく反省しきり。
ついつい、がみがみ怒っている自分。ここがよくない、
ああいうところを直さないと!とばかり、子どもたちを見て思ってしまう自分。
勿論、叱ることだって大事なことだけれども、本質を忘れているとか、
ましてや、自分の都合で...となれば、話は別。


そして、神谷さんの仕事ぶり、仕事に対する考え、わたしは無職なので、
ただただ想像するばかりだけれども、それでも、とても心に響きました。
自分ひとりだけで一所懸命になっていた、周囲が見えてなかった、
ということは、仕事の場面に限らずあることだし、
経験に頼らず、経験があるからこそ、ひとりひとりのお産が違うんだ、
とよくわかっている、という言葉からも気づくことがありました。


そして何より「やりとげたという思いがその後の子育ての支えになる、
そのためにも伴走者として...」とおっしゃる、
その気持ちにとても心を打たれました。
お産が済めばおしまい、ではなく、ずっとずっと続く子育て。
親がなくとも子は育つ、というのは勿論そうだけれど、
それだけではあまりにも足りないというのは...親代わりの身内がいたわたしでも、
さみしいものがあるからよくわかる。
せっかく人の子の親となれたからには、やっぱり...という気持ちを思い出しました。


「初心忘れずべからず」、まさに、この言葉どおり。

[rakuten:book:11185586:detail]

*1:[http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070828/index.html:title=番組紹介ページ]