いどむ長男


11時半のお迎え以降、それこそお昼ごはんも1時間以上延ばされ、PTA会議室に連れてこられ(一応、そこにあった積み木で遊んでいたけど)、授業参観で50分以上その場にいさせられ、懇談会も体育館でほったらかしにされ、マイクを握って話す母のところに駆け寄ったら、周囲の人たちから呼び戻され(爆)、相変わらず「つれまわされていた」のですが、それでも文句を言わず、静かに要求し(のどが渇いた、絵を描きたい)、すこぶるいい子だった長男(帰り道に何度もお礼を言ったけれど、それじゃぁ足りないくらい感謝しているぞ!<親ばか)。


まぁ、「つれまわされて」いても、そこそこそこで楽しめる能力があるのかな、とも思うんだけどね。体育館でも、積んであるマットに飛び乗ろうと、助走をつけてジャンプ!して何度も飛び掛っていた...そういえば、以前、園長先生を囲んで話をする席があり、その母の子どものエピソードを園長先生がひとりひとり話してくださっていたのだけれど、なぜか年長(当時)の長女のことではなく、年少(当時)の長男のことを「あー、○○くんはね...」と話してくださったのが、同じく遊具の部分に助走をつけて飛び掛ることを何度も繰り返していた話だった。


それは、壁になっているところをロープを使って上る、低い遊具だったんだけど、そこに「手を使わずに」走って上れるかをやっていたらしい。「手を使わずに」というところに、かなりのアホさ加減が表れており(それを男の子特有の、といってもらえるかどうかギリギリのところだ!<まだ親ばか)、同席の母たちも普段の長男のことを思い出して、ちょっとクスクス笑っていたし、園長先生も「手を使わずに上れるかを試していたみたいで」とおっしゃっていたので、状況をよくわかってくださっていたのだけれど、それを「何度も頑張ろうとする、○○くんの意志に感動しました」っておっしゃってくださったのだった。


いやはや、そんなたいそうなことではなく...とは思うんだけど(母としての謙遜抜きに、やっぱり「アホだ」と思うから)、でもやっぱり園長先生には「がんばっている」ところに、まず目が向かうってことなんだなぁと思って。もしその場に居合わせたわたしが「おー、がんばってるの?」と声をかけるのと、「なにやってるの?!アホじゃないの!」っていうのでは、いわれた子どもの気持ちってば...って思ったんだよね。過大評価とか、褒めそやすのではなくって、まずはぱっと大人の思ったことをぶつけずに、子どもの気持ちを考えるようになりたい...っていうかさ。


こう言葉にすると、オオゲサだけど、なんか、その一連のことを思い出したのと、やっぱり長男は変わってないなぁというか、相変わらず「アホだ」と思ったのも確かなんだけどねぇ。試してわかることもあるかなぁ...大きいケガだけはしないようにねぇ、って感じかなぁ。