突発的授業参観

昨日の学級通信の文末に、突然「明日の4時間目の体育で跳び箱始動をするので、お暇でしたら参観ください」と書いてあり、決してお暇だったわけではないのですが、出かけてみました(なんだか試されているような気にもなったし)。結局、33人中6人のお母さんが来ていた。


跳び箱、3段で飛べない子が6人くらい。できた子どもたちを座らせた中で、先生が手を貸して飛ぶコツを体験させる。座っている子どもたちには応援させて、いよいよひとりで飛べるようになったら、大拍手が起きて...飛べなかった子が飛べるようになったその笑顔や、やったー!と素直に応援していた子どもたちも嬉しそうで、「こうやって盛り上げていくんだなぁ」というのを見せていただいた。


最後、親に向かって一言話す際に「教師の威信をかけて」とおっしゃっていた。なるほどね。さすがでございますわ。


最近、何かと話題の男の子は、クラスの子からもちょっと遠ざけられているということが感じられた。分担が決められていて、各グループごとに跳び箱の用意をするんだけど、ようやく並べ終わったかどうかってときにひとりで飛んでいたり、やたらと先生のそばに行ったりしているけれど、先生もあんまりかまっていないし、片付けのときは、ひとりで跳び箱をしまう場所までひきずって運んでいたけれど、誰も手伝ってやらない。横を通り過ぎるだけ。


親の参観はその時間だけだったが、午後、転入生の子の歓迎会があった折に「○○くんとはいっしょになりたくない」だの、その会の企画した△△さん(女の子)が悪いだの言って泣かせたらしい。○○くんは前年度、その男の子のせいで一時期不登校になっていて、来てもすぐ帰るだの、保健相談室で勉強していた子...今年度、その先生になったら休まず来ている、って話。それで今回のベテラン先生になった、という話なんだろうけどね。


たかだか小1時間見ただけでも、いろいろなことが見えてくるよな...。どう感じるかは自分次第でもあるんだけれども。思うところはあっても、でも結局のところ、自分んちの子どもはお友達と楽しく、周囲に迷惑をかけずにやっていたら、それでいいのかなぁ、というところだったりもするんだけどね。うーん、自分んちの子のことは抜きで、つい思っちゃうところもやっぱり後味悪く残っている。