最後のおべんとう

今日は、最後のおべんとうの日。かの幼稚園は、「あと○日」というのをよく言うので、今回もまた「卒園まで」「おべんとうも残り」という具合にカウントダウンされていた。教室内にあるカレンダーにも書いてあるから、子どもも少なからず意識しているみたい(いや、していないお子さんもいるとは思うけど)。


今月に入って「お別れ会」も終了。親子でおべんとう持参で一日を過ごす、という日。ドッチボール大会をやって、動物係や園の森を散策したり、おべんとうを食べて、ミニ懇談会をし、最後、オリジナルの歌を聴いて...過ごす。たまたまこの学年が少ない人数なので、全員が並んでもこじんまりとしているのだけれど、その分、ひとりひとりの子どもたちの顔も名前もよくわかっていて、特に、年少さんでいっしょだった友達の、その成長ぶりにもまた涙してしまった。みんな、いっしょに大きくなってきたんだね。


よくぞ5年間通ったなぁ、と、しみじみ。園バスもないし、延長保育もないし、給食もない。ウチはクルマで15分くらいの道のりとはいえ、毎日送迎していく、というのはやっぱりしんどいときもあったし、濃〜い人間関係にへとへとになったこともあった(<これは母の事情だけどさ!)。まぁ、最初の2年間は楽な登園方法だったけど、後半3年間はみっちりと園生活に入ったわけで...えっと、母のことはどうでもいいんだったな(苦笑)。


園長先生が先日「給食ではなくておべんとうで、お母さんたちは大変だと思いますが、いつもおべんとうからお母さんたちの優しさを感じています。ありがとうございます。」とおっしゃっていた。
副園長先生が「親のためではなく、子どものため、と思って選んでくださった、その思いを大事にしたい」とおっしゃっていた。その言葉のひとつひとつが、今、本当に胸に響いている。


本当にありがとうございます。


こうして幼稚園のことにかまけていられたのも、オットのおかげだし、わたし自身の身体も丈夫でよかったと思う。そして、子どもたちも...。「なんとかなるさ!」とは思っていなかったし、綱渡り的な部分も確かにあったと思うこの5年間だったけれど、でもこうして無事に通えた、ということに本当に感謝しています。


幼稚園もあと6回行ったら、卒園...。
ちなみに、オカンはお役の引き継ぎがあるから、4月下旬の連休前まで何度も行きますが...(ははは)。