子どもだと思ってはいけないぞ

長女(9)の担任の先生から年賀状をいただいていた。ウチは帰省して不在でしたけど、きっと年内に投函なさったんだろうと...いっしょに束にされていたものを見ながらそう思った。それから長女が「○○先生からの年賀状はね...」と実物を見せながら説明をしてくれた。


コメントといっしょに、今、クラスでやっている「お店ごっこ」的な取り組み...クラス内で、「サービス(係活動など)」を行うと得られて、行ってもらうと支払う、お金の(ような)役割を持つ「ポイント」が発行されているんだけど、そのポイントの元締めである管理をしている「銀行」であるところの先生が...あー、説明長かった!...先生の年賀状の「お年玉くじ」部分をクラス内の銀行での「宝くじ」として使う、ということも併記されていました。


で、学校が始まったら持ってくるように、とあったので、今日が授業開始*1の長女は持って行った次第なのですが、学校から帰って、お昼ごはんを食べながら*2言ったことには、


「○○先生の年賀状、席が近くの子のを見たら、全員同じだった(<10枚くらいはチェックしたらしい)。」


いやはや、一言くらい、ちょっと「その子用」のものにしたらいいのに。

折しも、1・2年のときの担任の先生からも年賀状のお返事をいただいたのだけれど、こちらには、きちんと長女のことと、下の子であった長男(懇談会や授業参観にも同伴していたから顔見知り)のことも触れられており、育児休暇中なんですけれど、自分のお子さんのことも、わたし向けに一言書いてありました。


育児休暇中だけどさ、1歳児がいて、前の担任のクラスの子どもへの返事だと思えば、ずいぶんと丁寧だし、気持ちがこもっているように感じたし、実際、長女もそうだったみたいで、先の発言の後、「☆☆先生はさ、ちゃんとひとりひとり違うんだろうね。」と言っていて...長女が「鋭い」というよりも、子どもと思っていたらいけないんだよ、と、親としての自分に対する自戒も込めつつ感じたよ。


いやはや、ぱっと見た限り、今の○○先生のほうが「工夫して取り組んでいる」ように見えるけど、そういうことじゃないんだと思うなぁ。もとより、係活動で「ポイント発生」したり、その係のやったことをサービスと見立てて、受け取ったらポイント消費するっていうのも、なんだかなぁと思う。すべてではないにせよ、係活動の仕事って「やらなくてはいけないこと」を分担しあうことで、クラス運営に必要なことをやったり、快適に過ごせるようになったりするためのものだし、「行う」ことが大事で、それのやりとりが云々、というのではないと思うんだけどね。


ポイントの仕組みは、子どもが喜びそうなことかもしれないけど、そうじゃないと思う。だいたい係の仕事に「ミュージック屋さん」「おもしろ話屋さん」というのも「んんん?」と思わないでもないし、おもしろい話屋さんの話は面白いらしくて、結構なポイントが要るんだそうで...そういう仕組みもへんなの、って思っているしさ。


みんな、お金のことというか、商売とか儲けとかになるのかなぁと思ってさ。「奉仕」というか、人のため、クラスのためにやったことで感じるものだとか、たまに感謝されたり、だけど、大半はあまり評価されなかったり、それでも「義務」やら「責任」やらを感じて取り組む、ということとか、そういうのが「第一義」であるし、ほとんどすべての意味はそこにあるのではなかろうか、と思うんだけどねぇ。


9歳をなめたらいかんぜよ。


○○先生は、30歳の男の先生。一応、ちゃんとして見えるし、いろいろ問題のある男の子ひとりをうまくコントロールしているし(<言葉は大変悪いけど、そのくらい「大変な」お子さんだったり、その子の親は大変だったりする)、言葉づかいが丁寧だから好印象だよね。だけど、ちょっとずつ「あれ?」と思うことがあって...わたしの中では「成績のいい営業マン」のような印象になっちゃっていて、「子どものほうを向いているのか?」と感じているのも確か。ほかのお母さんの話では、「最初のうちはものすごく頑張っていて評判がいいんだけど、秋を過ぎるころには【失速】するのよね」とな。確かに、学級通信も9月を過ぎて1枚も出されていないし、宿題である「日記(毎日提出)」の返却も、ものすごく遅くなっているし。宿題自体もなんだか出ているような出ていないような...そういう目で見ちゃっているから、というのはあるんだろうけどね。


☆☆先生は、まだ25歳で、デキチャッタ結婚もとい、授かり婚で...一説には、『学級崩壊』になっちゃって、投げ出すために、デキ婚→産休となったといわれる...いろいろあって大変なクラスだったんだけど、それでも先生本人は若い部分はあっても、素直で、人としては信頼できたし、長女もそういう人間性?みたいなところを認めて、好きだといっていたから...後任の先生に対しては、裏の顔(?)に気付いていた長女なので、確かな部分はあるんだと思う。


まぁ、たかだか?!年賀状1枚でもわかってしまうところと、思うところがあるんだよな。それは、大人(親)も、子どももね。いささか、わたしは細かいというか、頭がおか...のかもしれませんけどね。

*1:このあたりの小学校は二学期制なので、今日は「始業式」ではなく「授業開始」の日で、1年生も4時間授業を受けて帰ってきた。

*2:今日は給食なし。